インターネットマーケティングに重要な3つの要素

インターネットマーケティングの目標はもちろん「集客」ですよね。

しかし、マーケティングを行えば必ずしも目に見えて成果が出るとは限らないので、そのことで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
もし悩んでいるのであればまずはインターネットマーケティングにおいて重要な3つの要素を押さえておくといいでしょう。

何も知らないまま闇雲にマーケティングを行うよりはずっと成果が出やすくなるはずです。

 インターネットマーケティング:リードの要素

リード

まず知っておきたいひとつ目の要素は「リード」です。
リードとは何かというと「見込み客」のことを意味しています。

見込み客は数字で表すことができるのですが、その数え方はマーケティングを行う人によって変わってきます。
インターネットマーケティングにおけるリードの場合、メールマガジンの登録者や資料請求の申込者1人が1件のリードとして数えられることが多いです。

リードはあなたの会社のことを消費者に認知させ、顧客を増やす土台を作る上で欠かせないものです。
リードの考えがなければ消費者はあなたの会社の存在や商品・サービスに興味を持たないので、いかにリードの数を増やすかが重要になってきます

リードがあればこちらからアプローチできる!

リードは具体的にどのようなことに役立つかというと、それを使ってWEBメール配信やダイレクトメールなどで積極的に見込み客にアプローチをかけることができます

あなたの会社とまったく関わりのない消費者に対してできるアプローチは少ないですが、リードに対してであればアプローチの幅が広がります。

特に多くのリードを獲得している会社であれば自社に興味を持ってくれそうな人を選んでアプローチをかけることができるので、マーケティングの質が高まるのです。

リードを獲得するために、無料レポートや動画講座などを作成するのがいいでしょう!

 リードの注意点

ただし、注意しておきたいのはリードをやたらと獲得すればいいというものではないということです。
手段を選ばなければどのような会社でもリードの獲得数を伸ばすこと自体は難しくありません。

しかし、そういったリードの獲得の仕方をすると自社の製品・サービスのよさをアピールできない消費者が大半という結果になりがちなので、売り上げに繋がらなくなる可能性が高いのです。

 インターネットマーケティング:CV(コンバージョン)の要素

成約率

CVはコンバージョンの略語で、一般的に消費者が自社の商品・サービスを利用し、顧客になった「成果」を意味します。

ただし、CVの意味はホームページが何を目指しているかで変わってきます。
たとえば、消費者が自社の商品・サービスを利用しなかったとしても、アクセス数を増やしたり、消費者が資料請求やメールマガジン登録を行っただけで「成果」とするケースもあります。

決まった意味はないのですが、CVの定義をきちんと決め計測するようにしましょう。

CVはコストとセットで考えられることが多いです。
というのも、膨大なコストをかければある程度の成果が出ることは当たり前だからです。

重要なのはかけたコストに比べて成果がどれくらい出たか、つまりコストパフォーマンスがどれくらいかを分析することです。
多くの成果が出たとしても、コストパフォーマンスが低い場合はマーケティング手法を見直さなければなりません。

 コストパフォーマンスを明確にする

たとえば通販サイトを運営するとしてCVの定義を「ホームページでの商品購入」にしたとします。
そしたらホームページをしばらく運用させ、アクセス数、購入件数(CV数)、購入率(CV率)、コスト(広告費等)を把握します。

これらを把握すればインターネットマーケティングにおけるコストパフォーマンスが明確になるので、今後の戦略を立てやすくなります。

ちなみにCVの定義は1つにしなければならないわけではありません。
上記の例でいえば「ホームページでの商品購入」に加え、「ホームページでのお試し商品注文」といったものも定義づけることができます。

定義を増やせば消費者の選択肢が増えることでCV件数をのばしやすくなるので、参考にしてみてください。

 インターネットマーケティング:LTV(ライフタイムバリュー)の要素

ライフタイムバリュー

LTVはライフタイムバリューの略語で、CVと同じく、マーケティングの成果を示しています。
CVと違うところは新規顧客ではなく既存顧客を対象にした考え方であることです。

リピーターに焦点を当ててマーケティングを行うことで、顧客の定着を図り、継続的な売り上げを目指すためには欠かせない要素です。

 LTVを無視するな

LTVがなぜ重要かというと、既存顧客を維持することは新規顧客を新たに獲得することよりもずっとコストが低くできるからです。

たとえば、LTVを無視してCVだけに専念してマーケティングを行ったとします。
確かに新規顧客を多く獲得することはできるでしょうが、既存顧客はどんどんと自社から離れていきます。

すると全体の売り上げはそう変わっていないのに、新規顧客を獲得するためのコストのせいで利益がまったく出ないというトラブルに陥りやすくなるのです。
既存顧客にもちゃんと目を向けていれば、売り上げが変わらなかったとしてもコストを下げることができるので、利益に繋がります。

 新規ではなくリピートを意識

特にLTVは長く事業を回していくために必要な要素です。
自社に興味を持っている消費者の数には限りがあるので、新規顧客をいつまでも獲得するのは現実的に厳しいです。

特に競争の激しい業界の場合は新規顧客獲得の争奪戦に勝たなければならないぶん、ますます厳しい世界となります。
そのような状況の中の既存顧客というのはまさに会社にとっての救いの存在といえるでしょう。

まとめ

以上のように3つの重要な要素である「リード」、「CV」、「LTV」を利用することで、インターネットマーケティングにおけるビジネスの成果が見えてきます。
これらの要素は数値化することができるので、計算することで現状把握に具体性を持たせることができます。

数値に不満があればマーケティングの戦略を変え、満足いく数値になるまで上げていくことも可能です。

「リード」、「CV」、「LTV」の数値が上がればそれだけ理想的な利益の出し方ができているということなので、会社にとってはいいことばかりです。

マーケティング戦略は日々新しいものが生まれていますが、新しければ必ず優れているというわけではありません。
またマーケティングに詳しくない人がいきなり最新の手法に飛びついて成果が出るほどビジネスは甘くありません。

マーケティングに限らない話ですが、大切なのは基本的な知識を学ぶことです。

「リード」、「CV」、「LTV」の3つの要素はインターネットマーケティングにおける基本的な知識の代表格といえるので、まずはこの知識を土台にすることを意識しましょう。

 ファーストステップ

今すぐあなたができることとしては「リード」の定義化や集計、分析などがあげられます。
「リード」の定義化程度であればまだホームページが稼動していない段階でもできるので、気軽に考えてみましょう。

はじめは簡単に達成できる定義にしてみるのもいいかもしれません。